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校長挨拶

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校長挨拶

秋田県立大曲農業高等学校長 小林吉則

 「寝ていて人を起こすことなかれ」

農聖と呼ばれた秋田県を代表する農業指導者、石川理紀之助(1845~1915)の言葉で、率先して行動せよという意味です。理紀之助が明治41年に本校を訪ね、直筆でこの言葉を残してくれました。これは、校訓の「実践躬行」に、さらには校歌にある「自彊(じきょう)やまざる意気をもて」につながる、我が校の教育の柱となる考え方を表しています。

 本校は、明治26年秋田県尋常中学校(現秋田高校)に農業専修科を設置した時に始まり、今年度で創立126年目を迎える県内で2番目に長い歴史を持つ高校です。明治28年に秋田県簡易農学校として独立開校した後、幾多の校名変更を経て昭和23年に秋田県立大曲農業高等学校となりました。また、この年から定時制課程や分校を設置し、一時期は7つの分校を持つ大所帯となります。さらに昭和26年には、卒業生が高度な農学を学べるよう専攻科を設置しております。分校からは現在の六郷高校や西仙北高校が分離独立しました。
少子化に伴い、現在は本校(各学年5クラス、在籍516名)、太田分校(各学年1クラス、在籍49名)となっておりますが、こうした長い歴史の中で、多くの有為なる人材の育成がなされ、卒業生は県の内外で幅広い活躍を見せております。

平成28年に本校の校舎を改築、翌年には学科を再編し、生徒たちは県内で最も新しい環境で、学業や部活動、農業クラブ活動などに取り組んでおります。また、太田分校は今年度創立70周年を迎えます。分校は地域との結びつきが強く、地域と連携した多くのユニークな活動の中で、生徒個々がはつらつと活躍しております。
昨年度の卒業生は、進学希望、就職希望ともに第1希望進路をほぼ100%達成させることができました。また運動部においては、自転車競技部、なぎなた部、相撲部、柔道部、陸上競技部がインターハイや全国選抜大会に出場しております。さらに文化部は、吹奏楽部が東北大会に出場、写真部が今年度の高文連全国大会の出場を決めております。また、郷土芸能部等が多くの地域貢献に取り組んでおります。農業クラブ活動でも、意見発表で東北連盟大会に出場するなど成果を上げております。特に昨年度は全国産業教育フェアが本県で開催され、その運営等で生徒たちが中心になって活躍し、本校生がフラワーアレンジメントで文部科学大臣賞を受賞しました。このように生徒一人ひとりが明確な目標を持って、確かな成長を目指して意欲的に頑張っております。

 今、本校は改革後の充実発展の時代に向かおうとしております。今年は文部科学省指定スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)のまとめの年になっております。教育内容の向上とその発信に努め、全国に誇れる農業高校となり、次代を担う地域のリーダー人材の育成を目指していく所存であります。皆様方の温かい御支援と御協力を宜しくお願い申し上げます。

平成30年4月1日

 

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